やりたいことを適当に頑張るブログ
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「わたし、可愛いモノ好きを抑えるのやめる」
これは、織菜ちゃんに対して伝えている気持ち。
わたしらしさを隠しているんじゃ、ダメなんだ。
「きっと織菜ちゃんが思っている以上に、わたしは可愛いモノが好き」
「……そう、だろうね」
「だから、ほんとのわたしを見て、好きになってほしいの!」
顔を真っ赤にして、耳たぶも真っ赤にして、
意を決して織菜ちゃんに思いをぶつけました。
すると、
「……ぷっ。っあはは」
織菜ちゃんは優しい顔で笑っています。
ちいさい涙が瞳にあるのに、その顔は嬉しそう。
「わかった。わかったよ、想。あんたの気持ちはわかった」
「ほんと? ……ちゃんと、伝わったの、かな」
「うん。でも、すぐには答えは出せないよ」
「もちろん。すぐに……出せないもんね」
「そうよ。……だって、大切なことじゃない。わたしたちにとって、さ」
ちゃんと、伝わっているみたいです。
それで、それを受け止めて真剣に考えてくれると言ってくれました。
それは、明日になるのか。
はたまた、来週になるのか。
それ以上なのか、わたしには答えられません。でも、待ちます。
はじめから、気持ちを伝えると決心してから決めていたことだから。
そして、織菜ちゃんとわたしは、
いつも待ち合わせている場所で分かれて、お家に帰りました。
ココロコモコ その13
ココロコモコ その15(終)
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