やりたいことを適当に頑張るブログ
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家を出てすぐのところにある公園で
織菜ちゃんを待つのがわたしの日課。
到着して5分後くらいに織菜ちゃんが来ます。
「おはよう、織菜ちゃん」
「おはよっ」
わたしよりも一回り小さくて可愛い織菜ちゃんは、
いつもどおり爽やかな笑顔で快活に挨拶してくれます。
「今日からまた退屈な学校かぁ。明日からまた休みになんないかなぁ」
「それは無理だよ、織菜ちゃん」
「わかってるって。でも、勉強するよりもっと遊んでたいじゃん?」
「うん、そうだね」
ふと、ロコとモコのことを思い出す。
2人とも可愛いし、昨日は眠っちゃったからもっと遊んであげたいな。
「もっと休みがいっぱいあればいいのに。って想?」
「な…なに?」
「いやぁ…何ていうか。何か良いことあった?」
「え? そうみえる? ……うん。まぁ、ちょっとね」
「わかってるって。どーせ、また可愛いものでしょ」
たしかにその通りなのだけれど、
わたしは秘密にすることにしました。
だって、ロコとモコのことを言ってしまったら、
より一層、変わった人に見られてしまうのが目に見えているもん。
「そんなとこ、かな」
曖昧な返事を残して、わたしたちの会話は終わり。
それから学校までの通学路は、淡々と緩やかな時間が過ぎていきます。
この手の話題のときは、こうなってしまうことが多いです。
それでも、わたしは気に病んだりはしません。
少しだけ自分を抑えていれば、離れていくことがないから。
唯一、わたしのそばにいてくれる可愛い存在が離れていかないから。
わたしのかけがえのない大切な存在だから。
ココロコモコ その5
ココロコモコ その7
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