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やりたいことを適当に頑張るブログ
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「ってことで、今日からお世話になるね、想」

「お世話になるの、こころぉ」

 

不思議なことを言うし、謎ばっかりの状況だけれど、

とりあえず、わたしはロコとモコという存在について信じてみようと思います。

何より、2人ともすっごく可愛いし。

いきなり妹が2人できたみたいで、嬉しい気持ちがいっぱいだから。

 

ベッドは2人に占領されていたので、わたしはソファに腰を下ろす。

 

2人はどうして現れたんだろう。お母さんに何て説明しよう。

わたしの「ココロ」だと言っていたけど、それはどういう意味なんだろう。

これからどうして過ごしていけばいいんだろう。

 

そんなふうに2人を見ながら考えをまとめようとしていると、

トテトテと2人がわたしに向かってきました。

そして、わたしの両隣にちょこんと座り、

 

「はぅぅん。こころはあったかい、なの」

「ほんとだ。あったかい」

 

と、身を寄せてきました。

 

「え? ……えぇ?」

 

2人は本当にあったかい。けれど、わたしにはどうしたら良いかわかりません。

こんなふうに、触れ合うことに慣れていないから。

わからないなりに、わたしは2人の頭を優しく撫でてみました。

すると、

 

「……すー」

 

優しく頬笑み、おやすみしちゃいました。

可愛い見た目に加えて、寝顔はまるで天使そのもの。

こんなにも可愛い存在に、いままで出会ったことがありません。

 

暖かくて、嬉しくて、その優しい気持ちに包まれたわたしは、

気がつくと、ロコとモコと一緒におやすみしていました。


ココロコモコ その2

ココロコモコ その4

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ベッドで寝ていた2人の女の子は、見た感じ小学校高学年くらいかな。

けれど、その容姿からはとても日本人とは思えません。

どこの国にも属さない、「妖精」という言葉が似合う雰囲気を醸しています。

 

手前に寝ていたのは、さらさらで短めの茶色い髪に黄色いハートが付いたヘアピン。

英国紳士を思わせる服装で、ボーイッシュな感じの女の子。

その奥で寝ているのは、対照的に毛先がふわふわの金髪少女。

同じく、ハート付きのヘアピンだけれどカラーがピンクとキュートな感じ。

フリルがいっぱいのホワイトドレスを身にまとい、小さく丸まって可愛らしい。

 

状況はまったく分からないけれど、そこに2人の女の子がいるのは確かなのです。

ひとまずこの状況を受け入れることにしたわたしは、2人を起こすことにしました。

 

「あの……起きてくれませんか」

 

ゆさゆさと優しく肩をさすってみると、2人がゆっくりと目を覚ます。

 

「んぅ……あ、帰ってきたんだ」

「うぅ…ん。もう少し…んにゃむにゃ……」

「ちょっとモコ。起きなきゃダメだよ」

 

茶髪の子はパッと起き上がり、金髪の子の手を引っ張り起こす。

そして、2人はわたしと向き合って自己紹介を始めました。

 

「わたしはロコ。よろしく」

「わたしはモコ、なの。よろしく……なの」

 

茶髪の子がロコで、金髪の子がモコ。

何の説明もない自己紹介を終えると、ロコがさらりと言う。

 

「わたしたちは、あなたのココロです」

 

わたしにはまったく理解できませんでした。


ココロコモコ その1

ココロコモコ その3

わたしの名前は「想」と書いて「こころ」。

可愛いモノがとにかく好きで、好きでたまらない高校2年生。

いまでもその想いは変わらず、可愛いモノばかりを集めるのが趣味の女の子です。

もちろん、わたしを可愛くすることも大好き。

見た目の服装だけじゃなく、言葉づかいも可愛らしさを意識して人生を楽しんでいます。

こんなふうに可愛いモノに包まれていれば楽しめるわたしだけれど、

友達が少ないのが悩みだったりします。

度を超えた可愛いモノ好き、というわたしの振る舞いは、

ある程度仲良くなると、距離を置かれてしまうみたいで……。

だから、本当に…仲の良い友達「親友」と呼べる人がいません。

 

それでも。わたしはいまの人生を倖せだと思っています。

ほんの少しだけ、寂しさを感じるときもあるけれど、倖せなんです。

 

このまま高校を卒業して、大学に入学して、何も変わらないまま就職して。

ずっとずっと、いまと同じわたしのまま、これ以上の倖せを感じぬまま、

歳をとっていくんだろうと思っていたんだけれど……。

 

今日、春用に買ったフリフリのワンピースに心を躍らせておうちに帰ったそのとき。

わたしの人生を思いもよらない道へと導く出来事が目の前に広がっていました。

 

その出来事はというと、

わたしの部屋で、ものすごく可愛い2人の女の子がベッドで眠っていたのです。


ココロコモコ その2

今日は休みだったということで、
久しぶりに、本当に久しぶりに絵を描いてみた。

yumi_yuuki_web.jpg

ちょっと誰か分からないかもしれないけれど・・・
一応、祐巳と祐麒です。マリア様がみてるの絵になります。

キャラクターを描いてるときはかなりノリノリだったんだけど、
途中で心が折れて、背景は・・・趣味でやっている写真でごまかしちゃいました(苦笑)


ま、気分良くなったし、楽しかったから良いです。
さて、小説の続きを書くとしよう。

とりあえず、一冊目の構成は小説を中心とした本にすることに決めた。
合間にイラストを差し込みながら小説を見せるオーソドックスな感じのもの。
ページ数は未定ですが、1作品目に取り掛かりました。

そこそこにボリュームは出したいので、頑張りたいと思います。
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