やりたいことを適当に頑張るブログ
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ベッドで寝ていた2人の女の子は、見た感じ小学校高学年くらいかな。
けれど、その容姿からはとても日本人とは思えません。
どこの国にも属さない、「妖精」という言葉が似合う雰囲気を醸しています。
手前に寝ていたのは、さらさらで短めの茶色い髪に黄色いハートが付いたヘアピン。
英国紳士を思わせる服装で、ボーイッシュな感じの女の子。
その奥で寝ているのは、対照的に毛先がふわふわの金髪少女。
同じく、ハート付きのヘアピンだけれどカラーがピンクとキュートな感じ。
フリルがいっぱいのホワイトドレスを身にまとい、小さく丸まって可愛らしい。
状況はまったく分からないけれど、そこに2人の女の子がいるのは確かなのです。
ひとまずこの状況を受け入れることにしたわたしは、2人を起こすことにしました。
「あの……起きてくれませんか」
ゆさゆさと優しく肩をさすってみると、2人がゆっくりと目を覚ます。
「んぅ……あ、帰ってきたんだ」
「うぅ…ん。もう少し…んにゃむにゃ……」
「ちょっとモコ。起きなきゃダメだよ」
茶髪の子はパッと起き上がり、金髪の子の手を引っ張り起こす。
そして、2人はわたしと向き合って自己紹介を始めました。
「わたしはロコ。よろしく」
「わたしはモコ、なの。よろしく……なの」
茶髪の子がロコで、金髪の子がモコ。
何の説明もない自己紹介を終えると、ロコがさらりと言う。
「わたしたちは、あなたのココロです」
わたしにはまったく理解できませんでした。
ココロコモコ その1
ココロコモコ その3
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