やりたいことを適当に頑張るブログ
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わたしは勉強机のイスに座って、
ひと息ついてからロコとモコに聞いてみました。
「2人はさ、何か好きな食べ物とかってあるの?」
これは、2人の名前が名前だけに、
やっぱりそれだと思って聞かずにはいられません。
実を言うと、名前を聞いたときからずっと気にはしていました。
「食べ物ねぇ。食べたことってないからわかんないよ」
「モコは、どれもこれも色鮮やかなのが好きだなぁ」
「へ?」
またひとつ、わかりました。
2人は食事をしないそうです。
そういえば、昨日から何か食べている様子は見ていないし。
気持ちの存在だから、食欲とかそういうのは無関係みたい。
だけど、腑に落ちないので少しいじわるしてみたいと思います。
「なんだ。てっきりロコモコが好きなんだと思ったのに」
「何だよ~それ。そんな食べ物があるのかよ」
「ロコちゃんとモコの名前がそのまま食べ物なの~?」
「共食いとか勘弁してよ……」
「いやだよぉ」
これでもかってくらいに呆れるロコと、
目を可愛くつむって、うつむいちゃったモコ。
思った気持ちを全部、その小さな身体で表現しています。
そんな姿に、思わずほっこりしてしまいました。
久しぶりだなぁ、こんなに穏やかな気持ちを味わったのは。
「それだよ、それ。それそれ!」
「うぅ~。気持ちいい、なのぉ」
「えっ!? ……何?」
とびきりの笑顔でわたしを見つめてくるロコとモコ。
急にどうしちゃったんだろう? なんだろう、気になる……。
ココロコモコ その9
ココロコモコ その11
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